年月は百代の過客にして、行き交う年もまた旅人なり。
人生は運だ。運に身を任せる旅のようなもの。先のことはわからない。ならば、楽しく自由に行こうではないか。
駆け出しのころ、私は構造設計士としてスタートした。 地震力を計算し、建物の強度を計算し、 台風などの最大風力を計算し 地震に対して建物が耐えうるか、 台風などに対して建物が耐えうるか、 という計算ばかりをする仕事をしていた。
思い返してみれば かなりレアな仕事で、 潰しが効かないと言っては語弊があるかもしれないが、 なかなかその後の身の振り方が難しい仕事である。
当時の先輩も独立して構造設計事務所を作ったらしいが、 その後は何も音沙汰がない。 やめてしまったという風の噂を聞いたことがある。
人生は、運である。 そう感じる。
学生時代は、努力は報われると教わるし、 努力すれば結果がついてくるものだった。
しかし、社会人になると 仕事の成功というのは ー今は成功という定義は人それぞれかもしれないがー 努力の先にあるもの つまり、運である。
久々に、ボード(昔ながらのやつ)の人生ゲームをやった。 突然、降って湧いた収入、突然降って湧いた不運や支出 ルーレットの数字に従い、 たまたま当たったマスの内容を実行していく。 その積み重ねで人生が決まっていく人生ゲーム。 積み重ねではないかもしれないが、正確には 不連続な事象の連続? のような。
本当にルーレットとたまたまで勝敗が決まっていく。
本当の人生と同じじゃねぇか!
って感動しました。
年月は百代の過客にして、行き交う年もまた旅人なり。 舟の上に生涯をうかべ馬の口とらえて老をむかふる物は、 日々旅にして 、旅を栖とす。 古人も多く旅に死せるあり。
月日は二度と還らぬ旅人であり、行きかう年もまた同じ。 船頭として舟の上で人生を過ごす人、 馬子として愛馬と共に老いていく人、 かれらは毎日が旅であり、旅が住いなのだ。
人生は運だ。運に身を任せる旅のようなもの。 先のことはわからない。 ならば、楽しく自由に行こうではないか。
昔の構造設計時代の知識が意外と 老化予測シミュレーションの開発に役に立ったし、 わからないものだ。
無駄になることもあるかもしれないが、 人生無駄なことはない、かもしれない。 しかし、それは誰にもわからない。
運だからだ。